雑誌やTVなどでよく使われる「コーディネート」「スタイリング」という言葉。似たような言葉である上に、意味の違いをよくわからないまま使っていることも多いのではないでしょうか。
ここではスタイリングとコーディネートの違いについて考えてみましょう。
1.スタイリングの意味
・スタイルを形づくる
スタイリングとはその名のとおり、スタイルを形づくることです。
着る人には性別や体格、雰囲気などそれぞれに個性があります。同じ洋服でも着る人によって全く違って見えるのは当然のことですよね。
その洋服を着る人自身に合うように整えたり、形づくることを「スタイリング」といいます。
・ファッションや髪形を整える
スタイルと同時にファッションや髪形も整えていきます。またファッションにおいては洋服だけでなく、バッグや小物も選び、その人に合うようにアレンジしていくことが大切です。
例えば顔の大きさが気になる人には、小顔に見えるようにスカーフの巻き方を工夫するなど、すでに決まっている小物の身につけ方や結び方などをその人に合わせてアレンジします。また髪形も小顔に見えるような工夫が必要です。
このようにスタイルやファッション、髪形などをアレンジして、その人自身の魅力を引き出し、イメージに合うようにすることをスタイリングと呼びます。
2.スタイリングとコーディネートの違い
・コーディネートはもの合わせる
コーディネートとは洋服やバッグ、小物を選んで組み合わせることです。店頭のディスプレイやファッション誌の着回しコーナーなどがその例です。
このように洋服に合うバッグや小物は何か、色はどうするかなどひとつずつ合わせていくことをコーディネートといいます。
・スタイリングは着こなしている状態
これに対し、スタイリングは実際に人が身につけている状態のこと。
その際にはそれぞれの人が自分の身長など、サイズに合わせて着ることはもちろん、着痩せ効果や足長効果など、その人の目的を意識した着方をします。
また雰囲気づくりやTPOに合わせたスタイリングも重要になります。
このように洋服やバッグ、小物など、すでに決まっている状態である「コーディネート」をアレンジして着こなすことを「スタイリング」と呼ぶのです。
例えればコーディネートは静止画であり、スタイリングは動画であるといえるでしょう。
《ファッションデザイナー資格の口コミ》
ファッションデザイナーは、ファッションに関する用語や服の機能、デザイン面の知識を持つ人に与えられる資格です。
ここでファッションデザイナーの資格を取得した人たちの口コミを見てみましょう。
・アパレルショップでの接客に、資格の知識を活かしています。
・コーディネイトに自信が持てるようになって、毎日が楽しいです。
・プチプラでも高見えするセンスの良さを身につけられました。みんなにうらやましがられます。