紙と鉛筆、消しゴムがあれば、気軽に誰でも始められる鉛筆デッサン。でも上手に描くにはモチーフの選び方が重要です。
ここではデッサンでのモチーフの選び方について考えてみましょう。
1.モチーフを構成する要素、置かれている状況を理解する
鉛筆デッサンはモチーフを正しく描くものですが、そのためにはモチーフ自体はもちろんのこと、その置かれている状況をきちんと理解することが重要です。
モチーフそのものについてはその形や大きさ、光はどこから当たっているのかを。そして置かれている机や白い布の上にはどのような影が生まれているのか、空間にどんな位置を占めているのかなどを描くのがデッサンです。
デッサンを描くには、モチーフが大きすぎたり小さすぎたりしていないか、質感は感じられるかといった点にも注意しましょう。
これらの要素を正しく理解すれば、本質をとらえたデッサンが描けるようになります。
2.モチーフの選び方
本格的なデッサンや絵の上達を目的にしている場合は、「幾何形体」と呼ばれるモチーフがおすすめです。幾何形体とは球や円柱、立方体などの形をした、専門的にデッサンを学ぶ時に使われる模型です。
単調に感じられるかもしれませんが、その分陰影や明暗を描く練習に最適なモチーフです。
家庭で手に入るモチーフでもデッサンの練習はできます。
〇マグカップ・紙コップ:円柱形で質感がマットなので初心者に最適
〇野菜・果物:特にリンゴは球体に近いので初心者向け。光沢もあるので描いていて楽しいモチーフ
〇トイレットペーパー:円柱で紙の質感やシワが練習に最適
もう少しレベルアップしたら、ハンカチやタオルなどの布製品に挑戦してみましょう。そして次の段階におすすめなのが、複雑な形で人それぞれの質感が違う「手」。更にはガラスや木、金属など、さまざまな素材を描くことでデッサンの技術を高めていきましょう。
《鉛筆デッサンマスター資格の口コミ》
鉛筆デッサンマスターはデッサンの理論や技術を理解し、さまざまな対象を描く技法をマスターしている人に与えられる資格です。
ここでこの資格を取得した人の口コミをご紹介しましょう。
・鉛筆デッサンでいろいろなモチーフを描けるようになり、自信が持てるようになりました。
・資格を取ったことで、趣味の絵に自信が持てるようになりました。
・鉛筆の持ち方やモチーフの見方を変えたことで、驚くほどうまく描けるようになりました。