水彩画とは、水で溶かして使う絵具を使って描く絵画のことです。小中学校の授業では重ね塗りがしやすい不透明水彩を使いますが、本格的なものになると下の色が透けて見える透明水彩を用いて描きます。
ここでは水彩画に必要な道具や油絵との違いについてご紹介します。
1.使用する道具
・パレット
絵具を水で溶くための用具です。
・筆洗い
筆についた色が混ざらないように、筆を洗うためのバケツや容器です。
・筆
水彩筆を使用します。種類は大きく「丸筆」「平筆」「オーバル(先のとがった平筆)」の3種類に分かれています。最初に購入する場合は、丸筆の8~10号くらいの中サイズがおすすめです。
・鉛筆
下書き用にあると便利です。
・ぞうきん
筆についた水を調節するために使います。
・絵具
基本は12種類。それ以外にも好みに合わせて色をそろえていきましょう。
2.油絵との違い
ヨーロッパの絵画でおなじみの油絵は、みずみずしい水彩画とは異なる重厚さが魅力です。絵具を何層にも重ねて塗るので、乾燥させるのに時間がかかり制作時間が長期化しやすくなります。しかし絵画とじっくり向き合う時間が生まれるメリットがあります。
一方で水彩画は手軽に描け、絵の具の乾燥も早いので日常的な趣味に最適です。
3.水彩画の絵の具の違い
水彩画の絵具には「透明水彩絵具」と「不透明水彩絵具(ガッシュ)」があります。
透明水彩絵具は白色を使わず、水の量で濃淡を作ります。一方一般的に小中学校で使われているガッシュは、強い発色でチューブやビン入りの練り絵具、固形絵具があり、比較的安価です。
また水彩絵具は、乾燥しても水で溶かせば再利用できます。
《水彩アーティスト資格の口コミ》
水彩アーティストは、水彩の基礎知識、技法、構図の考え方に関する知識を有していることが証明される資格です。
ここで水彩アーティストの資格を取得した人たちの口コミを見てみましょう。
・趣味だけで終わらせたくなくて取得しました。念願が叶って自宅で水彩画教室の講師をしています。資格の存在は大きいですね。
・美術館によく通っていますが、自分自身でも描けるようになって楽しいです。絵の見方も変わりました。
・気が向いた時に近所の公園などで、のんびり絵を描いています。定年後のいい趣味になりました。