石鹸で洗うとき、泡立ちが悪いとなんだか汚れが落ちていないような気がしますよね。でも手作りした石鹸はどうしても泡立ちが悪くなりがち。ここでは手作り石鹸の泡立ちの悪さの原因とその対策についてご紹介します。
1.石鹸が泡立たない理由
・最初から泡立たない
この場合は石鹸の濃度が不足していることが考えられます。逆に水の量が多い場合も濃度が薄くなるので泡立たないことがあります。
そして水の温度が低すぎても石鹸が溶けにくく、十分な濃度になりません。
またミネラル分が多い「硬水」の場合も化学反応によって、石鹸が溶けず、洗浄力が低下します。
・途中で泡が消える
アルカリ性である石鹸で油汚れや皮脂などの酸性のものを洗うと、徐々に泡立ちが悪くなることがあります。その場合は何度か石鹸を使って洗い、すすぐという流れを繰り返せば汚れはきれいに落ちます。
2.手作り石鹼の泡立ち
・オイルの種類や配合
好きなオイルが使えるというのも手作り石鹸のメリットですが、オイルの中には泡立ちが悪くなるものもあります。石鹸の泡立ちの良さは「超泡力」と言いますが、これは使用するオイルの脂肪酸の種類によって異なります。また泡立ちの持ちの良さも脂肪酸と関係しています。
・対策:泡立ちのいい脂肪酸を含むオイルを加える
超泡力の強い脂肪酸には「ラうリン酸」や「ミリスチン酸」などがあります。これらを豊富に含むのがココナッツオイルやパームオイル。このオイルを使えば大きな泡を出すことができます。またミリスチン酸には泡立ちを長持ちさせる効果もあるので、これを含むとアボカドオイルやピーナッツオイル、グレープシードオイルを使えばその効果を得られます。
更に硬さを出す効果がある「ステアリン酸」を加えると、泡の持続力が高まります。これを含むのがシアバター。ブレンドすることで泡立ちよく、長時間泡を保る石鹸を作ることができます。
《コールド・プロセスソープマイスター資格の口コミ》
コールド・プロセスソープマイスターは、手作り石鹸の作成に必要な知識を持ち、道具や材料の選び方、乾燥や肌荒れなどの効果に応じたオイル選びなど、さまざまなシーンに合わせたハンドソープを作成できる知識を持つ人に与えられる資格です。
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