日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本デザインプランナー協会ではファッションに関連する資格もあります。
洋服や着物、布団など、いろいろなものに使われている綿の生地ですが、この綿は何からできているか知ってますか?
同じ綿でも「真綿」と「木綿」は全く違うものからできているんです。
しかも真綿は動物由来、木綿は植物由来なんですよ。
1.真綿は蚕(かいこ)から
真綿は蛾(が)の幼虫である蚕の繭から作ります。
この繭を煮て引き伸ばし、乾燥させたものが真綿になります。
蚕は正式な名前を「カイコガ」といいます。
カイコガは普通の蛾とはちょっと違います。
中国で5000年以上も前に品種改良して家畜化した蛾なんです。
家畜化されたために成虫になっても動きが遅く、攻撃手段を持っていません。
そのため自分だけでは生きられません。
その一生を人間と過ごすのです。
繭から作られる生地に絹(シルク)があります。
絹は真綿と違って繭から紡いだ生糸で作った織物です。
真綿と絹は正確には違うものですが、同じ蚕の繭からできているので性能や特徴は同じように優れています。
2.木綿はワタから
一方木綿はアオイ科の植物で「ワタ(コットン)」からできています。
黄色い花が咲いた後の「コットンボール」を写真などで見たことがあるかと思います。
それが乾燥すると木綿になるのです。
3.真綿が木綿と混同されるのは?
真綿と木綿が混同されるのには理由があります。
日本に伝わったのは真綿が先で、木綿が日本に伝来するまでは真綿のことを「綿」と呼んでいました。
木綿が知られるようになってからは、木綿のことを「綿」と呼ぶようになったのです。
そのためこのふたつは、よく間違われるようになったんですね。
日本デザインプランナー協会ではさまざまな分野のデザインの資格が取れます。ぜひチェックしてみてください。