日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本デザインプランナー協会ではインテリアの資格も取れます。
電気がなかった昔の照明というと「灯篭(とうろう)」「行灯(あんどん)」「提灯(ちょうちん)」などですが、この違い知っていますか?
1.灯篭
「灯」はあかり、「篭」はかごという意味です。
灯篭は当時屋外用の照明でした。
今でいえば街灯のようなものです。
ろうそくを使っていたので、風などで消えないように囲いがされていました。
囲いは金属や木、そして神社などでも見かける石でできたもの(石灯籠)もあります。
2.行灯
行灯は室内用の照明です。
こちらも風などで消えないように竹や金属、木で作った囲いに和紙がはられています。
中はどうなっているかというと、油を入れたお皿に木綿の芯をいれたもの、あるいはろうそくでした。
もともと持ち歩く「携行」用だったので「行」の字がついています。
「行燈」と書くこともあります。
3.提灯
昔は携帯用の照明でした。
今で言うと懐中電灯のようなものに当たるでしょうか。
細く割った竹や木を筒状の形にして、和紙や布をはったものです。
中は主にろうそくが使われていました。
持ち手がついていて、使わないときには折りたためるようになっています。
手に提(さ)げて持つことから「提」の字がついています。
現在でも居酒屋などに赤い提灯がよく使われ、そのお店のことを「赤提灯」と呼ぶことがありますよね。
4.雪洞(ぼんぼり)
雪洞といえばひな祭りですね。
もともとは茶道の「雪洞せっとう」という道具からきているのだそうです。
また提灯に似ていますがその違いは、足がついているかどうか。
夜の工事現場に大きな風船のような照明が立っていることがありますが、これも雪洞の一種です。
雪洞は「せつどう」とも読まれますが、この読み方だと「雪に掘った穴」という意味になってしまうのでご注意を!
日本デザインプランナー協会にはさまざまな分野のデザインの資格があります。ぜひチェックしてみてください。