日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本デザインプランナー協会にはインテリア関連の資格もあります。
インテリアのショップにも良く売っているスリッパは、日本が発祥だったって知ってました?
【きっかけは宿泊のトラブル】
スリッパの原型が生まれたのは、江戸時代末期から明治時代初期のことです。
この頃の日本には、開国と同時に外国人がたくさん訪れるようになっていました。
当然のことながら外国人は宿をとります。
でもその頃日本にはホテルがなかったので、外国人は旅籠などの和式の宿に泊まることになります。
そこで起きたのは靴を脱ぐ習慣がない外国人が、室内に土足で上がろうとするトラブル。
それを解決したのが、東京の八重洲で仕立て屋を営む徳野利三郎の作った現在のスリッパの原型でした。
この時のスリッパは靴の上から履くためのものでした。
ただ当時のスリッパの原型は現在のものとほとんど変わらなかったそうです。
【スリッパの語源は?】
「スリッパ」の語源ですが、シーボルトが日本に伝えた「スリップルス=上沓」からきているという説、
そして英語では「slipper」が室内履きを意味しますが、これをスリッパと呼んだという説、などがあります。
【日本人は素足で履く】
1900年代に洋館で暮らす人たちがスリッパを使い始めますが、靴の上から履くことはありませんでした。
ここから日本独特のスリッパの使い方が始まったわけです。
そし戦後の昭和に入って団地のダイニングキッチン、洋風の応接室ができ1950年代にスリッパは普及しました。
この日本独自のスリッパは、飛行機の機内サービスで世界に広がることになります。
長く飛行機での室内履きといえばソックスでしたが、今は世界各地の航空会社で日本のスリッパが使われているそうですよ。
日本デザインプランナー協会にはインテリアの他、ファッションや建築などのデザインの資格があります。ぜひチェックしてみてください。。