日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本デザインプランナー協会には建築模型の資格もあります。
昔の建築物の代表といえばお城。
お城には石垣がつきものですが、この石垣の積み方はもちろん石材にもいろいろありました。
その中でも「転用石」はちょっと普通の石材とは異なるもの。
転用石とは墓石や供養塔、石仏、石灯籠など、当初は別の目的で使われていた石を材料として使ったもののことです。
墓石を使うなんて罰が当たりそうで、ちょっと怖い感じがしませんか?
でもお城を建てているときに、近場に石切り場がなかったり、そもそもあまり石が取れなかった場合、石不足でそうも言っていられなかったということのようです。
特に急ぎでお城を建てなければならないときには、そこら中から石をかき集めていたといわれています。
【転用石で有名なお城】
1.福知山城(京都府)
明智光秀が建てたお城です。
転用石が500点以上も使われています。
石垣を見れば墓石だったとすぐにわかるものもたくさんます。
中には「天正三年」と書かれた石もあって時代を感じさせます。
また城内にもかなりの数の転用石が置かれています。
転用石としてもっとも有名なのはこのお城でしょう。
「さかさ地蔵」と呼ばれる、文字通りお地蔵さんが逆さまに石垣に突っ込まれている転用石。
壊されることなくそのままの形で入れられていて、供養のための卒塔婆(そとば)も立っています。
訪れた人はみんな手を合わせていくそうです。
3.姫路城
姫路城も転用石が使われていることで知られています。
その中で比較的多いのが石棺です。
お墓や古墳から運び出されたものとされています。
日本デザインプランナー協会には、建築模型の他にもファッションやハンドメイドなど、デザインに関連する資格がたくさんあります。ぜひアクセスしてみてくださいね!