日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本デザインプランナー協会に「日曜大工士」という資格があります。
日曜大工ではなく、プロの大工が誕生したのはなんと約1400年前、飛鳥時代のことです。
そして「大工の神様」といわれているのが、かの有名な聖徳太子です。
聖徳太子は中国から、今の大工さんたちにはなくてはならない道具「差し金」を持ち込み、それを大工さんたちに広めたそうです。
また太子講という建築の講義のようなものを、大工さんたちを集めて行ったとのこと。
そのようなことから「大工の神様」と呼ばれているのです。
現在でも建築現場で欠かせない職業の大工ですが、江戸時代には左官、鳶(火消し)とともに花形職人としてもてはやされていました。
そんな大工さんのお給料は、当時一般的な職業の2倍はあった上、実働は4~5時間。
うらやましいですよね~
でもそこに達するまでの道のりは非常に厳しいものでした。
12~13歳から弟子入りして、1~2年は親方の家の掃除、飯炊き、風呂焚きなどの下働き。
その後現場に出してもらえますが、道具の名前を覚えたり木くずを拾ったりが主な仕事でした。
20歳でやっと半人前で、親方からお祭りのときにお小遣いがもらえる程度。8年ぐらいは試用期間という気の長い話…
10年で半分はやめてしまったというのもうなづけます。
当時火事は頻繁に起こっていて、大工も引っ張りだこだったということです。
現在も大工になるために特に資格や免許は必要ありません。
ただ持っていた方が有利になる資格をとるには、高校や専門学校、大学を卒業していなければ受けられないことがあります。
江戸時代ほどではないにしても、もちろんある程度の修業期間が必要です。
日本デザインプランナー協会では日曜大工士の他にも、さまざまなデザイン関連の資格が用意されています。ぜひチェックしてみてくださいね!