日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
子どもの頃拾ったり蹴ったりして遊んだ松ぼっくり。さっきまで開いていた松ぼっくりが、いつの間にか閉じているところを見たことはありませんか?
松ぼっくりはとても賢い植物(正確には球果)なんです。種をつつんでいるカゴのようなもの。
松ぼっくりは遠くまで種を飛ばすために、湿気のある日は閉じた状態になっています。
反対に湿気のない日には開いた状態にして、種を飛ばします。
その開いたり閉じたりする部分のことを「りん片」といいます。
このようなりん片の性質を利用して開発されたのが「スマートファブリック」。
そう賢い繊維ですね。「着るコンピューター」なんて呼ばれているんですよ。
イギリスのバース大学のジュリアン・ビンセントさんが、これについて研究しました。
ただ人間が使う時には松ぼっくりとは逆のパターンになります。つまり湿気のある時は開き、ない時は閉じるということです。
松ぼっくりと同じなのは2層の”りん片”からできていること。湿度調節するという点でも同じです。
使う生地はウールと防水加工された繊維で2層になります。着ている人が汗をかくと湿気を逃がすため開き、乾くと空気をとじこめるため閉じる。
寒さ暑さ、天候に関係なく快適に着られるので、スポーツウェアやアウトドアウェア、産業用や農業用の素材などに期待が寄せられているんです。
更にアメリカではこのスマートファブリックを使って、さまざまな情報をデータ化する研究もされています。
また服だけにとどまらず、靴やバッグにも利用される計画があるそうです。
まだまだ人間が自然から学ぶことっていっぱいあるんですね。
日本デザインプランナー協会の資格は、デザインのプロに与えられる資格です。本業にあるいは副業に資格を活かしたい人にピッタリです。一度アクセスしてみてはいかがでしょうか?
球果とは