日本デザインプランナー協会

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【色別】染色に使える植物15種類③

染色に使える植物。

 

自然のものを使った色はやっぱりいいものですよね。

 

4.青色

○クサギ

クサギは「臭木」と書き、その名のとおりキズを浸けると青臭いにおいがします。

 

ただ花は甘い香りがするそうです。

 

夏に赤と白の花が咲き、秋になると青い実をつけます。

 

その実を取って染色に使います。

 

○藍

藍色は日本でも殺菌効果があるとして、染めた衣類で皮膚病や虫を予防したそうです。

 

藍の植物に含まれるインディカンという成分が染色のもとになります。

 

藍染めの色は薄いあおから濃い青、薄紫とさまざまな色を出します。

 

5.紫色

○ムラサキ

小さな白い花を咲かせるムラサキの根の部分を天日に干します。

 

これが「紫根」です。

 

飛鳥~平安時代には、天皇や公家にしか使うことが許されなかった貴重な染料でした。

 

庶民の手に届かないこの色は、江戸時代でも高価で憧れの色のままだったのです。

 

○フシ

「五倍子(ごばいし)」と書き、フシ(付子)とも呼ばれます。

 

この五倍子はヌルデという木にできた「虫こぶ」のこと。

 

薬用としては咳止めや消炎、皮膚炎に効くといわれています。

 

平安時代にはお歯黒の原料にもなっていたそうです。

 

6.茶色

○コーヒーノキ

染料にするときもコーヒー豆を使います。

 

日照不足に強いので観葉植物としても人気があります。

 

○屋久杉

染料に使うのは家具を作るときに出た切りくずと、葉の部分です。

 

1日かかってできるのは布1枚分。

 

○セイロンニッケイ

染料として使われると「桂皮(けいひ)」で、香辛料なら「シナモン」です。

 

漢方薬としては腹痛や生理痛に効くとされています。

 

どの植物にしても染色は手間のかかる仕事ですね。

 

植物は人間の生活や身体、更に癒しまで与えてくれる貴重な存在。

 

代表的な藍染に使う材料も年々収穫高が減っているそうです。

 

大事に使いたいものですね。

 

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