街で見かける街路樹の中で一番多いのはイチョウの木だって知ってましたか?
ちなみに
2位はサクラの仲間、3位はケヤキ、4位ハナミズキ、5位はトウカエデです。
ではなぜイチョウの木一番多いのか?
【イチョウの木が街路樹で一番多く植えられている理由】
それは一言でいえば「丈夫」だから。
イチョウの木は育てやすく早く成長し、硬い地面でもしっかりと根を張ります。
そして病気や害虫にも強い木で長生きです。
更に排気ガスなどの大気汚染に強く、急に枯れるようなことはありません。
しかも大気が汚染されると、葉が散ったり枯れ始めるのです。
だから大気汚染の目安にもなってくれます。
【イチョウの木は”生きた化石”といわれるワケ】
イチョウの木は約2億年前には多くの種類が存在していました。
2億年前といえば、恐竜がいたころよりももっと前です。
イチョウの木は古代樹の生き残りというわけですね。
そんなイチョウも今では1種類しか残っていません。
【銀杏が臭いワケ】
イチョウの木の実、銀杏は木になっているときは臭くありません。
臭うのは落ちてからなんです。
これは動物などの敵に食べられないようにするためです。
また樹液に触るとかぶれます。
そして葉は乾燥させると防虫効果があります。
このようにイチョウはあらゆる部分に身を守る方法を持っているんですね。
だからこそ太古から生き残ってこられたんでしょう。
ただ最近ではこの銀杏のニオイを防ぐために実をつけなくさせようと、オスの木しか植えないところもあるということです。
【イチョウの木が神社に多いワケ】
イチョウの木は葉にたくさんの水分を蓄えています。
その防火林の役割によって東京大空襲では延焼を防いだそうです。
神社にイチョウが植えられているのも貴重な建物を守るためだというわけですね。
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