日本デザインプランナー協会のブログへようこそ!
ここでは日本デザインプランナー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本デザインプランナー協会の資格のひとつ「レターライター」。
日本には英語圏と違ってひらがな、漢字、カタカナとたくさんの文字があります。
そしてもうひとつ学校で習った「ローマ字」も、見たり使ったりする機会が多い文字です。
でも大人になってから例えば「寿司」を「susi」?「sushi」?と迷ったことはありませんか
これにはワケがあるんです。
ローマ字には「ヘボン式」と「日本式」の2種類があります。
ヘボン式はアメリカ人医師ジェームズ・カーティス・ヘボンさんという人が考え出したローマ字です。
そして日本式はそのヘボン式ローマ字を、日本人の地球物理学者である田中館愛橘(たなかだてあいきつ)さんが1885年に改めて作ったものです。
でもこのふたつが紛らわしいことになってしまったので、1937年に日本式に統一されました。
ところが第二次大戦後、GHQ(連合国軍最高司令部)がヘボン式に変えてしまったので再び混乱が…
そして1954年、ローマ字法でヘボン式、日本式の両方を認める形になりました。
なので、今も日本式を基本としながらもパスポート(外務省)や市区町村の表記(総務省)、道路標識や地図、駅名(国土交通省)などにはヘボン式が使われています。
これはローマ字法で「国際的関係やその他従来の慣例をにわかに改め難い事情」にある場合にはヘボン式をつかってもいいよ、と定めているからなんです。
だから外でよく見かけるローマ字はヘボン式、でも実際に書くときにはローマ字になったりしてややこしいことになるわけですね~
ところで5月20日は「ローマ字の日」って知ってました?
これは前出の田中館愛橘さんの命日(5月21日)、の前日をその日としたものです。
21日より20日の方がキリがいいからですって。ここもややこしい…
日本デザインプランナー協会ではレターライターの他カリグラフィーの資格もあります。ぜひチェックしてみてくださいね!